イエズス会召命・活動物語り

現在ローマでは、新しい総長を選び、今後の方針を定めるため、イエズス会の総会が開かれ、世界中の80余りの管区、地区の代表として215名のイエズス会員が代議員として集まっています。その中から、幾人かの代議員に、イエズス会の活動を少し語っていただきましょう。
(リポーター : ローマから佐久間 勤 神父)

ヨセフ・マリアヌス・クジュール神父(インド、ランチ管区長、55才)にお聞きします。

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Q.今取り組んでおられる使徒職は何ですか。
A.今は管区長をしていますが、使徒職としては少数民族、部族生活をしている人々のための研究をしてきました。社会人間学が専門で、少数民族たちは自分たちの文化や言語を守り、権利を正当に実現するためには、インドという大きな社会と衝突することがしばしばです。私は研究者として解決方法を探り、インド政府の特別委員会のメンバーとして政策を提言したりしています。発展、行政、部族問題、健康政策、移民などさまざまなことが課題になります。

Q.イエズス会に入ろうと思ったのはどのような動機でしたか。
A.私が生まれた家庭は熱心なカトリックで、子供の時から教会に行っていました。中学校はイエズス会の経営する学校でした。黙想会にも何度も参加しました。将来何か人々に貢献できることに献身したいと考えていたときに司祭になるというアイデアが生まれてきました。その時迷ったといえば、教区司祭になるか、イエズス会司祭になるか、という選択でした。

Q.イエズス会司祭の道に決めたのはどうしてでしたか。
A.それはイエズス会司祭が知的にも信仰の生き方にも深みを感じたからです。簡素な生活とイグナチオ的霊性の深みが魅力的でした。前総長のニコラス神父も今のイエズス会員全員に呼びかけておられますが、どのようなゆがんだ執着や思い込みからも自由になって、深い理解、深い信仰の生き方を目指すことこそが、その時イエズス会に惹かれた理由ですし、今も変わりません。どんなに知的であっても深い信仰の生き方が欠けているなら無意味です。その逆に、どんなに深い信仰の生き方をしているとしても知的なことが欠けているなら、その生き方は大変危険です。

Q.知的な深みは学問的な訓練で得られるかもしれませんが、信仰の生き方を深めるにはどうすればよいとお考えでしょうか。
A.それは私も日々探し求めていることで、何かの決まった方法を教えることはできません。ただ、私にとって信仰の生き方を深めるのに大変刺激になっていることが一つあります。少数民族の人々や彼らのために共に働いている仲間たちと一緒に集まって、自分たちが経験している困難や苦労を語り合い分かち合うことです。現実に直接触れるエクスポージャー、共に耳を傾け共に省察を深めるレフレクションを通して、皆が互いを支えあっていることが実感されます。人々と共にいて、共に経験し、共に苦労することが私の喜びであり、また私の信仰の生き方を深めてくれる大切な機会だと感じています。

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