中央アフリカ共和国で集団暴力と民間人に迫る脅威

CAR mass violence1最近の世界のカトリック教会のニュースから紹介します。

ワシントンDC、11月1日 (JRS Dispatches)
イエズス会難民サービスなどの多くのNGOは、民間人を保護しこれ以上の残虐行為を防ぐために、中央アフリカ共和国で迅速な行動がとられるよう国際社会に呼びかけている。以下は、悪化する人道的状況および民間人への絶えない暴力の主な徴候である。

  1. かつて反乱軍主導だった攻撃は現在、民族的、宗派的な様相を帯びつつある。
  2. 中央アフリカ国内で40万人に上る国内避難民。国外に逃れた22万人の難民のうち、6.5万人は、最近の紛争の結果によるもの。
  3. 160万人以上の子どもや家族に影響を与える大規模な食糧不足。
  4. 蔓延する婦女暴行、無謀な殺人、誘拐、身体切断などの虐待、そして元反乱軍連合Selekaや他の武装勢力による村の略奪。
  5. 子供、特に女子への様々な性暴力と性差に基づく暴力の蔓延。
  6. 恐怖と報復の風潮に起因する新たな反乱民兵の誕生。数百人の武装した若者も参加しているが、その多くは強制的な徴兵に基づく。
  7. 首都バンギ圏外で国連の存在感が不足し、安全性と保護が不十分なため人道的支援を訴える報道に大きな格差が生じている。

Bangui's Archibishop Dieudonne Nzapalainga2ローマ、12月4日 (Fides Agency):国際カリタスと中央アフリカ共和国内のカリタス・スタッフによってローマで124日に開催された会議で、同国の劇的な人道危機が焦点になる。

ローマ、12月6日 (Vatican Radio):首都で100人近くの死者を出した衝突(12/5)の翌日、暴力を鎮圧するため、フランス軍が中央アフリカ共和国に現地入りした。6日夜の衝突では、これ以上の死亡が報告されている。5日の国連投票で軍隊に国内安定化の任務が認められると、仏は数時間以内に援軍輸送を開始。仏当局者は、今回の軍隊派遣の目的は首都バンギの最低限の治安回復と、アフリカ人主導の軍隊の支援にあると主張している。Christians gather at Bangui's airport as French military helicopters land

バチカン、未成年者保護のための委員会

EvangeliiGaudium 最近の世界のカトリック教会のニュースから紹介します。

バチカン、12月6日(L’Osservatore Romano)
教皇フランシスコは、子どもの保護や虐待被害者への司牧的ケアへの教皇庁の取り組みにおいて自らを補佐する目的で、未成年者保護のための委員会を設立することを決定した。この決定は、「前教皇ベネディクト16世が行ったラインに沿って決然と」続行するために、枢機卿評議会が出した提案を受け入れた教皇によって作られた。

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アフリカのエイズ対策に献身する教会の30年

AIDS, 30 Years Down the Line – Faith-based Reflections about the Epidemic in Africa 最近の世界のカトリック教会のニュースから紹介します。

ローマ、11月20日 (Fides Agency):アフリカでHIV被害拡大の影響を受けた婦女、男子、児童のために、ボランティアやカトリック教会の諸機関が取り組んできた30年の経験が、一冊の本にまとめられた(『エイズ30年全書―アフリカにおける世界流行病の信仰に基づく省察』)。同書はエイズ患者のための活動の成功と苦闘の記録であり、世界的に流行するこの病の衝撃と、人々や地域社会の実情に関する多くの物語がまとめられている。発行はアフリカイエズス会エイズ対策ネットワーク (AJAN)。同書は文化的、倫理的な問題も論じ、地球規模の対応の必要性を強調している。

参照: アフリカイエズス会エイズネットワーク http://ajanweb.org/

AJAN annual report 2012

教皇の新しい使徒的勧告「福音の喜び」

evangelii-gaudium_17758820最近の世界のニュースから紹介いたします。

バチカン、11月26/27日 (Fides/Zenit):教皇フランシスコは信仰年の閉幕に際して、新しい福音宣教を主題とした世界代表司教会議の実りとなる新しい使徒的勧告「福音の喜び」を発布した。同勧告は、a) 宣教における教会の刷新、b) 司牧従事者が直面する誘惑、c)  福音宣教者として神の民全体、d) 説教の重要性、e) 社会貧困層の包括、f) 社会における平和と対話、g) 宣教の霊的な動機づけを論じる。

 教皇は、博打的な投機や広範な汚職や利己的な脱税が横行する市場の自律性の危険(56)を指摘し、司牧従事者に襲う誘惑(77)として個人主義や、アイデンティティ危機、冷めた情熱(78)について論じる。また、宣教敗北主義に警戒し(84)、キリスト者が希望のしるしになって(86)、tenderness(温かく情け深い心)による革命をもたらす(88)よう促している。